今月のテーマ：冷やし柑橘はいかがですか？

柑橘は一般的には冬の果物です。

特に冷蔵庫で冷やさなくても気温的に痛みにくいため、普通は廊下などにみかん箱ごと置いて保管すると思います。

そのため、「柑橘は冷やすと美味しくない」というイメージを持つ方もいます。

でも、暑い日に食べる冷えた柑橘は、ひんやりして涼やかで爽快な喉越しは格別です。ぜひ冷やし柑橘を味わってもらいたく、今回のテーマを設定しました。

冷やす方が常温よりも甘みや酸味を感じにくくなる側面はあるので、その点を考慮して6月とは思えない個性の強い7種をお届けします。（個性が強ければ冷やしても十分その個性を感じ取ることができます）

特に「シードレス南津海」と「サマーフレッシュ」は他では入手しにくい希少種なので、その点もご期待ください。

「シードレス南津海」

山口県が育種した、種無しの南津海です。

まだ産地での栽培量が少なく、シードレス単体で販売すると指定での購入希望が続出しすぐに売り切れてしまうので、当面は通常の南津海に混ぜて出荷することになっています。

今回、かんみでは特別にシードレスに限定してお届けすることが叶いました。

「サマーフレッシュ」

八朔と夏みかんとの交配という、酸っぱさが突き抜けそうな交配で実際に酸っぱいです！（冷やすと多少まろやかになります）

しかし、ただ酸っぱいだけでなくて、土佐文旦を思い起こすような歯応えがありこの時期にザクザクした食感が味わえるのはとても貴重です。酸っぱい柑橘がとても苦手な方でも、ハチミツをかけると美味しく食べていただけると思います。三重県の特産品で、こちらの品種もまずスーパーに並びません。